

モントリオール世界映画祭でグランプリをとった事でちょっと話題の
おくりびと観てきました。
試写会に当たったときにはまだ全然名が知れていない映画だったので
もっくん&広末涼子ならビジュアル的にOKかな?位の気持ちでいたのですが、
やっぱりTVで取り上げられると違いますよね?
試写会会場もHOTな感じ、Mediaの取材カメラが入っていましたし、
お客さんの受けがよくて・・・最初からくすっと笑っちゃうシーンに大笑いしてる方も多数おられました。
内容は・・・なかなか考えさせられるものがあります。
中年に差し掛かった主人公の人生の岐路について、
職業の貴賎について、
親子の情について、夫婦の情について・・・そして他人の暖かさ、冷たさについて・・・
くすっと笑えるエピソードが沢山ちりばめられているのでテーマの割には重くならず静かに見守れる感じですが。
舞台は山形県、内容の重さを覆い隠してくれるような清清しい景色と空気感があります。
雪が降ると、全ての悪いものを覆い隠してくれるような・・・そんな気がしてしまいます。
そして、希望の感じられる春にお話は静かに終わります。
役者さん全てがなかなかいい感じです。
特にビックリしたのが、もっくんのお父さん役の俳優さん。
ENDROOLを見ながら
峰岸徹さんだったんだ!とやっと判りました。
納棺師という職業があることを普段意識したことはありませんでしたが、
見ているうちにおばあちゃんが亡くなった時のことを思い出してきました。
御棺に入れて頂く前、綺麗にお化粧をして頂き、ピシッとお着物にちゃんと足袋まで履いている姿に荘厳な感じを受けました。
死後硬直で硬くなっているであろう体をあのように整えてくださったことに子供ながらに感心しましたっけ。
お着物をシュルッ、ピシッと捌くところ、何とも言えず清らかで和の尊厳を感じます。
静かな中での音って心に響きますよね。
全編を流れるクラッシックの音色もいいです。
AIが主題歌と聞いて、ちょっとイメージじゃないな・・・と思っていたのですが、映画のあとでは流れず安堵しました。
でもたまたまTVでPVを見たらなかなかよくて・・・
こちらで聴けます。
歌に合せて普段の元気いっぱいキャラを抑えてしっかり演じ歌っている姿に感心。
違った自分を出せて、彼女も満足かな?と思ったり。
なかなか満足度の高い一本でした。